Keyパーティ3&AB即売会戦線4新刊感想

サークル:Pendola
筆者:ふゆいちさん
タイトル:『かぎふと。』

Rewrite小鳥・ちびもす中心のリラクエ本。合成失敗というかいわゆる入れ替わりドタバタ劇ですね! ゲームマスター篝ちゃんがAU的に守銭奴だったり、姿形変わっても役割に容赦ないところが、リラクエをわかっている人が読むとニヤニヤできる本ですね!
ところで、Keyのおまけゲームはおまけでなくガチなことが多くて辛いです……。


サークル:conica
筆者:紗倉澪さん
タイトル:『persona』

夏コミで準備号だったものの完成版。……おお、これはいい精神攻撃、というくらい心情的にぐりぐりとえぐってくるものに仕上がっていました! 私の好みの琴線にビンビン響くダーク&後悔の日々、そして感じる限界とささやかな達成感。これはいいものを見せてもらった、という感じで、時間を掛けられただけの出来に仕上がっていると思いました。おすすめ!


サークル:苺砲
筆者:しらいちごさん
タイトル:『ゆめみごこち』

タイトルと表紙で『planetarian』ほしのゆめみさんオンリー本かと思いましたが、いろいろなラフ画まとめ本という感じでした。完成された作品に至る苦心の跡という感じの線画を見ることができて、きれいなものをつくるまでにはたいへんな試行錯誤があるのだなあと、白鳥の水面下の水かきの苦心を思い出しました。


サークル:MerryCLOVER
筆者:夕住まうさん
タイトル:『ヅャスコへGO!!』

Rewrite生活感溢れる小鳥さん本。学校を休んで森ではなくヅャスコのセールに買い出しに行っていたという小鳥さんの話。
本編のことを考えると、こういう何気ない日常生活の幸福な日々を送らせてあげたいという気持ちが伝わってきますね……。
ラストの4コマではコタさんから割を食っている残念な小鳥さんが!(笑……ってはいけない)
あと、『うちの委員長が〜』はすでに持っていたのにまた買ってしまいました。でも再読してニヤニヤしてました。でもこちらも小鳥さんと同じで、もっとこういう幸せな日々を送らせてあげたかった、という思いにとらわれてしまいますね……。


サークル:ワンダー堂
静流マグネットパウチ絵

お隣のサークルのワンダー堂さんと、新刊の交換でいただきました。デフォルメ絵はまた違った難しさがあると思いますが、特徴を簡潔に捉えてはっきりしていて、しかも可愛い感じで目を惹かれました。私の方はペーパー1枚のうえ、視力検査のような文字の小ささですみませんでした……。


サークル:ease etc
筆者:MiKANさん
タイトル:『空をめざして』

AIR観鈴のゲーム開始前日譚絵本。いつものような文章量ではなく少ない文でイメージを喚起される感じの本でした。……そうか、こういう流れで羽根の話が繋がったと考えると、幅が広がりますね。文の合間から思いが溢れるという印象の本でした。


サークル:恋歌月姫
筆者:紋瀬夏海さん
タイトル:『恋歌月姫通信 Keyパーティ3号』(ペーパー)

両面カラーペーパーというペーパーとしては贅沢な一品。
おもての佳奈多半脱ぎがエロ過ぎる!(褒め言葉) 見えているよりもむしろ悶々します(マテ
うらの「蒼の夢」の少女は、ウチの本に描いていただいた絵と繋がりが深く、その点でもイメージが広がり、感慨深いものがありました。


サークル:ほしまめ
筆者:まなさん
タイトル:『ほしかぎ』

ペーパーイラスト&ゲスト原稿まとめ本。Key系イベントも全部行っている訳ではないですし、『D.C.』系の「桜の奇蹟」も行ったことがないので、お目にかかっていない絵も多く、こういうまとめはありがたいです。


タイトル:『さくさくクッキー』

リトバス女子会クッキーパーティ本。
ちょっと話がそれますが、この日のイベントでは、挨拶回りの際お菓子を持って行くと、どのサークル様からもお菓子のお返しをいただく形になって、わらしべプロトコル(米沢穂信『クドリャフカの順番』、アニメ『氷菓』シリーズの用語)によって集まったお菓子が、ちょうどクッキーパーティのような感じになっていて、イメージがオーバーラップしてきました。この感想文も、そこでいただいたお菓子を食べながら書いています。
さて内容は、モザイククッキーに対する(ある意味危ない)思い入れとか、鈴に対して猫のネタを振るために生まれてきたような名前のネタとか。最後は食い意地が張ってしまった……?という事態に。わいわいやりながらいろいろなところに飛び火していく感じが、リトバスの仲間っぽいなあ、と思いました。


タイトル:『サラネコ』

なんかタイトルが中井貴一ナレーションの某テレビ番組みたいですが、全く関係ありません。さらにゃんさらにゃん!という感じの話。
なるほど、魔法(使い)とはいろいろ難儀なものよのう……という感じ。ある意味、これって素直になるための惚れ薬!?(いや、惚れさせる薬か……)かと思いました。
サラの髪のリボンがレースのようになっていて、ネコミミデザイン意識しているんですねわかります。というところから、こういうネタに直結するのは確かに自然な感じに思います。


タイトル:『サクラヒメ』(夏コミで購入済み)

D.C.III』の4コマ漫画本。ようやくクリアしたのでこの夏コミ購入本の感想が書ける! と思いきや、あれやこれやがネタバレの嵐ですがここから先は未プレイの方はお気をつけください。

冒頭の、さくらさんが清隆に抱きついたときの匂いネタについてはそれリアルに真理ですから!とか、姫乃の裏モードは血縁的に音夢につながっているのだろうか? それとも、葵は能力的には音夢、由夢と同様の先読み能力なので……と妄想したりというのはあって。いろいろ妄想がひろがる中での一つのネタとして消化された本だと思いました。
リッカのスタイル(体型)維持努力問題については、努力しなくてもよくなったらばあちゃんになるんですねとか、そのあたり時間のかかる年月ネタに咀嚼されて表現されていたりとか。スタイル話を続けると、シャルルがあまりにもお色気ムンムンなのに対して孫娘であるはずのアイシアには……とかは妄想してました。魔力だけでなく。ああ、もうネタバレ過ぎてこの妄想をどこにぶつけたら……と思っていたら、こういう本を読めたことがきっかけで、KeyパーティのサークルスペースでD.C.談義になりましたw 思い切りジャンル違い。
姫乃のリボンいじいじは確かにプレイ中から気になっていて、こういう手癖を立ち絵の中で表現しているのに気づくことは少なかったので、そこを指摘していたのは確かに気になるなーというところでも共感しました。


サークル:えだまめ
筆者:すずさくさん
タイトル:『なつめさんちのまりこちゃん』

毬子ちゃんネタの同人誌は既にいくつか見かけた記憶がありますが、The4コマに登場した子どもの時の年齢の本のみで、成長して思春期の毬子ちゃんを見られるというのはありがたいものでした。
予想通り親バカになっている恭介と、ふたりきりで過ごす時の微妙で複雑な毬子のかみあわなさ、かみあうネタとしての小毬の(昔の)行動、その思い出が鍵になり、ふたりのわだかまりが少し解きほぐされる、といううまさ。つながりと思い出の妙味が光る作品だと思いました。


サークル:睦月屋臨時店舗
筆者:睦月まさとさん
タイトル:『睦月屋臨時店舗『睦月屋臨時店舗 Vol.9』(ペーパー)

リトバスアニメ化で盛り上がっている昨今ですが、そのイメージが伝わってくる旧メンバー4人組の絵が躍動していて、熱気と期待が伝わってくる感じがします。
挨拶に行った際、座っているのが本人だと思わず、あれ、今日は売り子さん(男)が来ているの……?と思ってよく見たらイメチェン成功したご本人だった! という大変失礼な見間違いをしてしまいましたorz