2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『CLANNAD After Story』TBSテレビ最終回より

総集編が「緑の樹の下」に在るということで締めくくられましたが、青々と茂る樹を親、樹の下に生えてくる芽を子とたとえれば、樹の下にある少女、汐、風子は親の庇護のもとで無防備に、そしてすくすくと育まれる者と言えるでしょう。来たるべき旅立ちの日ま…

観鈴ちんの症状の原因?

紀伊国屋書評空間BOOKLOGにある、斎藤環氏による『発達障害当事者研究―ゆっくりていねいにつながりたい』綾屋紗月、熊谷晋一郎(医学書院)の書評より、観鈴ちんの他者の拒絶に関係するような記述がありましたのでご紹介します。なお、私は本書を読んではおり…

雪駄さんの接待(おやじギャグ)

C.Fさんがコミケスタッフの1拡だというので、3/21午後の接待がわたしに委ねられました。昼前にお茶の水駅聖橋口に集合し、書泉ブックマート・三省堂・昼食。その後C.Fさんと別れ、2人で秋葉原方面に徒歩で向かうことに。最初の目的は同人中古ゲームの物色と…

MS2原稿「この存在(リトバス)に肯定を――」の概要・補足・言い訳

『リトルバスターズ!』はヤンキーのチーム。 理樹きゅんは、恭介リーダーの命を受けて、学校で関係不全を起こしてひとりぼっちになっているはぐれ者のヒロインたち(小毬をのぞく)をその可愛い顔でスカウトして回るひと。 小毬ははぐれ者たちをチームに引…

MS2の原稿陳謝

あまりにもアレな文章だったので、梗概を付けておきます。タイトルが某こんにゃくのパクリだったのは脊髄反射です。すぐ何かのパロディの形でタイトルを付けたくなってしまうんです。内容など関係ないにも関わらず。

3月会

恒例の、例の関係者の集いを品川にて。席は雪駄さんと2人並んで不遇者の会状態。年は経っても9人集合。でも集合状態はばらばらでぐだぐだ。 拙稿を読んだ雪駄さんからは、拙稿の話題の中心となるヤンキー文化についてアドバイスをいただく。 そして今日はこ…

「ミッション・スタート」Second Missionサークル参加記録

10:30頃会場着にもかかわらず、仲間うちとだらだらして、真の会場2階小ホールに入ったのは11:20過ぎ。用意はさっさと済んだのですがいろいろ細かいものを忘れていてげんなり。小銭ホルダや料金表示の付箋のようなもの。次回以降の備忘録代わりにここに記すこ…

前日譚

初オンリー参加で新刊予告をしておきながら、前夜になってからようやく原稿書き(執筆、などというレベルではない)の態勢に入るという惨状。ネタ出しはしていたものの、大まかな方向性を示すだけのものが2、3個というダメダメわんこ状態。無理矢理肉付けし…

東北は世界の果てか、はたまた北海道は幻想世界か

当然ですがタイトルは「雲の向こう、約束の場所」と掛けています。朋也と汐が旅行に行った先が、花畑の存在から下北半島だという検証がなされていますが、ここからある程度示唆的な面が現れてくると思います。アニメの各話タイトルでは「世界の果て」とされ…

余談その2:書いてみて気づいた

なにやら宗教的になってきて、一つ間違えればいかがわしい「せっぽう」になってしまいます。 浩平のお母さんはこんなことを言って浩平を当惑させていたのでしょうか。 作中では詳述されない点ですが、『ONE』での上記のような引っかかりもありますし、『MOON…

余談:CLANNADからリトバスへ

『CLANNAD』以降の作品として、『リトルバスターズ!』は『CLANNAD』の反省を踏まえ?それと位置を逆転させて、「確固たる幻想世界」である「虚構世界」の位置から描いたものといえるでしょう。その善し悪しはともかく、敢えて虚構から描かなければ現世利益…

幸福のふたつのありよう

ともよちゃんから、2009/03/08の日記で引き続き反応をいただきましたようで。おつきあいいただきありがとうございます。これをきっかけに、こちらが思うところを述べさせていただきます。「息が詰まって身動きがとれなくなる」ということについて、教条主義…

とらドラ!22話における作品世界の象徴性について

22話「君のいる景色」(もしくは9巻)のほんの1シーンで作品全体を象徴的に表すことが可能だとぶち上げてみるテスト。まず、ラーメン屋「六道」という言葉からは、すぐさま六道輪廻を想起できるだろう。 そして、この言葉は、竜児ら主要メンバーが天(上)界…

付記2

『CLANNAD』から『光見守る坂道で』の汐の動向にあるような、恒常的な変化にこそ価値を見いだすという観点をもっと先鋭に打ち出したものが『智代アフター』であると私は考えており、この点で『CLANNAD』と『智代アフター』とは、全く正反対を向いているとも…

付記1

別の観点を補足するなら、「二つの世界」の置かれ方についてでしょうか。まず、『ONE』においては、いわゆる「永遠の世界」と呼ばれているもの自体は消滅したり現実に吸収されたりするものではなく、そこにある世界からの脱出でしかなかったように、そちらの…

岡崎直幸の存在に対する指摘について

ともよちゃんが『CLANNAD』でいい観点を示してくださっているので、反応をお返しします。作中、岡崎直幸の位置づけは非常に軽く置かれているというのは仰るとおりだと私も思います。ただ、このことから、家族に関する認識として、作者が『AIR』以降で表現し…

補遺

http://set.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1233241784/ http://d.hatena.ne.jp/acqua_alta/20090301/maeda上記から補足します。 初めて麻枝准スレを見に行きました。 『CLANNAD』アニメの話題で、「有紀寧のところではどうなるかと思って(心配して)いた…

麻枝准セルフカバー弾き語りミニライブ(後編)

(「僕らの恋」を歌った直後から)いきなりKey Sounds Labelから予告なくコンセプトアルバムとして『Love Song』が発売されたじゃないですか。実はこのアルバムは「僕らの恋」という曲から生まれているんですよ。まずこの曲があって、これをどうやって皆さん…

与太話

あほかあぁぁっ!! 翌日、書いてるぞ。 今回こそ、最終回です。 (『MOON.』だ〜まえスタッフコメント11/2(日)より引用) 後半部分をどうぞ。 麻枝氏の自作歌詞、初公開部分を含みます。