Music Baton

改めて。今木さんからいただきましたので回答いたします。
その前にC.Fさんからも回っていたのですね。左右の両腕にバトンを抱えて走る身に。

1.Total volume of music files on my computer
(コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
800MB程度。mp3主体。一部wma
昔からちまちまと買っているアニゲ系シングルCD・マキシシングル曲が500MB。
理由は音質にこだわらなくて済むのと、シングルは入れ替えが面倒なため。
あとは、Mpioに入れるために作成したクラシック系の音楽が256MB。結局ほとんど入れ替えをしていないため、容量が増えないでいる。
しかし、PCに接続しているスピーカは貧弱なため、結局PCからあまり聴かない。
分量としては、まあそんなものか、といった印象。将来的には消される方向かと思います。なぜなら、HDDレコーダを買って居間のテレビに接続しているので、いままでそこに鎮座していたDVDプレーヤ(単体)が自室に来ており、それを使えばPCのファン音なしで再生ができるので。

2.Song playing right now (今聞いている曲)
基本的に音に引きずられたり感情を喚起されてしまうタイプなので、原稿を書いたり何か作業をしている時には一切音楽を流しません。言葉の連射であるラジオはもっとダメ。不器用なんです。
代わりに、この文章を書いた後の寝付きに聴く曲で代用します。
『far from the maddening crowds』(CHICANE)
麻枝氏の紹介で超有名になってしまったアレですね。
なんでこんなのを寝付きに聴くのかと首をかしげられそうですが、就寝〜起床のタイミングで挿入される『ONE〜輝く季節へ〜』つながりということで。
trk2から始めてtrk.8まで。それ以後は蛇足。不安とかノスタルジーの匂いのする曲ばかりじゃないかという突っ込みは却下です。
trk.4はAIRの「夜想」とONEの「輝く季節へ」あたりに色がでているような気がします。麻枝氏の曲じゃないですが。
ひとり眠る時はこういう音楽の方が共感して安心するんです。多分。

3.最後に買ったCD
for RITZ』(岡崎律子)と「フタコイオルタナティブ」の「OP:New World/ED:ぼくらの時間」で1枚のやつ(いずれも中古)。
先週の日曜日に新宿で。前者は超今更感。
前者は「I'm always close to you」とか泣けますね。ゲームのフォーニに加えて岡崎氏リアル状況と被せるのは本当は反則なんですが。
同じくらいeufoniusの「ぼくらの時間」も泣ける。特に2番。アニメで2番がEDに使われてきた時は体中しびれた。恋太郎・沙羅・双樹3人での暮らしが失われた後で「記憶の中にある幸せな瞬間」と入られるとそれはもう。その後「光の中でいたあふれてたこの場所で」ですよ。

見上げる坂の向こうは…光に包まれていた。
「えへへ…」
渚の笑顔が…
大好きな笑顔が…消えていく。
光がまぶしくて、まぶしくて…。
待ってくれ…。
消えないでくれ…。
…渚ぁっ!
一際まぶしい光が…
自分の手の中にあった。

をどうしても思い出すしてしまう。

「ああ、終わった日々がココロをずっとずっとしめつけてく」とか「ねえ、前よりもっと愛しく思う気持ちを知って」の部分は、この曲の中では愛する人と現在も共に過ごす日々を歌っていますが、私にはむしろ渚を失った後の朋也くんにもあてはまるような気がしてならないのです。この曲を聴いていると、HappyとBadのあいだに何ほどの違いがあるのか、とも思えたりもします。
これも誰かに話したことですが、eufoniusの曲は、アニメの前作『双恋』のOP「はばたく未来」も含めて、『CLANNAD』のその後の話に聞こえてきて仕方がないのです。

「高い広い空目がけ昨日までの僕を放つ」>AIRかよ
「少し波打つ寂しさだって大切に思えてる」>麻枝節入っているよ
と突っ込みまくり。
「僕たちが目指した世界どんな過去も抱えたままきっとたどり着く
 踏み出した険しい道も僕等なら大丈夫力に変えてくから」
2番はもっとクる。
「僕たちの開いた目には矛盾だって絶望だって全部映るけど
 泣かないでどんな答えも僕等なら大丈夫力に変えてくから」
CLANNADの岡崎一家のラストに読めてしかたないのです。

話が逸れました。

4.良く聴く、または思い入れのある曲
これまでアニゲ系の話ばっかりで突然話の腰を折るようで申し訳ありませんが。
基本的にはVoc.なしの方が好きなのです。合唱は集団である限り楽器。独唱は別。

(1)交響曲第4番 ホ短調 作品98(ブラームス
(2)レクイエム ニ短調 K.626(モーツァルト
(3)交響曲第6番  ロ短調 作品74(チャイコフスキー
(4)バイオリンソナタ第3番 ニ短調 作品108(ブラームス
(5)管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068 第2楽章(バッハ)

さて、(1)や(3)は以前にtheoriaでも書いたようなストーリー的読み方をしてしまうが故の思い入れです。本当は間違っているのでしょうが。

次に、(2)レクイエムはとぼとぼと死出の道を歩むような曲の入りがかなり好きだったりします。激しい「怒りの日」も好き。ひとが良い良いという「涙の日」は逆に醒めたりしますが、モーツァルトオリジナルでなくなってくる奉献唱の入り「主イエス・キリスト」も好みだったりします。基本的にジュスマイヤー版でかまいません。あとは最後に聖書の文言どおり終わりが始めに結びついている曲構成に痺れます。
フィネガンズ・ウェイク』もそんなんでしたっけ。途中全然意味取れないけど。たすけてー柳瀬せんせー。
あとレクイエムといえば、Eva者として挙げるべきEoEのCMで使われたヴェルディのレクイエム。怒りの日はすさまじい勢いだけれど、全部聴くとぐだぐだという罠。
また、フォーレの静謐な境地に至るには、私はまだ若すぎるようです。

(4)はバトンをいただいた今木さんとも関係のある曲。
これもtheoriaで書いていましたっけ。このへんに。
アニメ「センチメンタルジャーニー」第1話「乙女のためのバイオリンソナタ」(遠藤晶)の基調となる曲です。
今木さんのまとまった文章を初めて読んだのが『MIRROR Vol.5』(杏代社/MIRROR編集部)の上記作品に対する文章『「臆面のないストーリー」はいかにして成功したか』で、私も思っていたことをそれ以上に素晴らしく言及されてしまった!という感を抱き、強く印象に残っているものです。

(5)は言わずと知れた「AIR」(G線上のアリア)ですね。これは原曲の調性よりも単独で演奏されるニ長調(一般にはこちらの方が有名)のほうが好みです。あと演奏速度は遅めで。EoEのアスカの戦いのように、空回りの生を遠くから見つめる目を持つ曲。

5番目は「主よ、人の望の喜びよ」とどちらにしようかと思って悩みました。結局有名曲ばかりで実はミーハーぶり丸出し。
「主よ〜」はピアノ独奏の方が好き。演奏速度はかなり遅めで四分音符=48あたりで。

あと個人的に好きなのは組曲「惑星」から火星と木星とか、「ローマの祭」チルチェンセスと主顕祭とか、暴れ者系もありますが、結局選んだ5曲は、どこかから「死にそうな曲ばかり」とか言われる気がします。
mememto mori!

いずれにせよ音楽は魔法です。フォルテールに関係なく。

5.Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す 5 名)
さて、バトンを回す人ですが、一応チェインメールっぽいものなので、引き受けられる方がいらっしゃいましたらご自由にということで。