第7回文学フリマ・東浩紀のゼロアカ道場・第四回関門出席できず

出張で某海外に1週間ほど島流しに遭っておりまして、文学フリマに行けず、この熱き現場に立ち会えず非常に残念でした。5サークルも完売とは凄いですね。

Whiteさんのおかげで、本は読める算段となっております。まずは氏に感謝。それ以外にも回りたいところはいろいろあったのですが、そこも全てWhiteさんに「お願い、お願い、おねが〜い」(耳すま)しまくって、たいへんな重量に。Whiteさんごめん。よよよ。
「この借りはいずれ、精神的に。」(劇パト1)

ですが、まだ手元にありませんので、手遅れながらとりあえずは私の事前の下馬評というか願望がどんなもんだったか書かせていただいておこうかなと思います。
後出しじゃんけんとはいえ、最終順位や東浩紀点とは全然違いました。

期待度トップは、Whiteさんにも話していたけれどB63「フランス乞食」の『Plateau』。地味で堅実で売れないだろうけれど、目次内容全て評論というところからも本気さが伝わってきて、そこが好きとか思っておりました。結果から、このサークルまで完売したというので、当日の凄さが伝わってきます。同率4位というのはどんな点の配罪(誤字ではなく造語のつもり)という気がしました。

2番手は差を付けづらくて悩み、ほぼ同格と思っていたのがB68「project1980」の『ケフィア』とB65「最終批評神話」の『最終批評神話』。おそらくネタ的売れ行きで後者が前者を上回り、首位になるのではと思っていましたがそこも誤り。個人的には前者の視界の広さが感じとしてはゼロアカ向きかもとは思っていました。でも後者は元長センセと転叫院氏で読みたいとか思わせる罠。

次に買うなら、また、突破して欲しいなら4サークル目はB62「筑波批評社」『筑波批評2008秋』、と思っていましたが、ここまで下克上するのは正直難しいと思っており、最後に勝ち抜けるのはB66「形而上学女郎館」の『チョコレート・てろりすと』だと思っていました。内容はわからんけどな!

B64「BL・やおい文学研究所」『腐女子の履歴書』は上に同じく内容はようしらんけど構成が問題で、大物揃いとはいえインタビュー一本槍なのはどうかと思っていました。

B67「Xamoschi」『Xamoschi』は『東京から考える』の視点から一歩も抜け出せていないという感じがしていました。タイトルも工夫ないし。

B61「文芸空間」の「新文学」は双方の融合がちょっと……という気がしていました。しろうと氏は残念ながら射程がラノベに限られており、松平氏は活動家的側面が前面にあらわれていて……と。


中身はまた読んでみてから。
また、東氏の反応と同様、茄子ときのこの食わず嫌いはいかんかなと思いました。

(補足:2009年1月31にWhiteさん宅に訪問して、ようやく全6冊を受領)